アートデザインと商業デザインの違い。説明できますか？

アートデザインと商業デザインの違い。説明できますか？

アートデザインと商業デザイン

「デザイン」という概念において、アートデザインと商業デザインはどう違うのか、説明できる方はいらっしゃいますでしょうか？ この件に関して、クリエイターの方であれば持論のようなものをお持ちかと思います。 今回は、発注担当者の方のために、汎用性の高い「違い」をご説明します。

アート…芸術、美術　（出典：デジタル大辞泉）

商業デザイン…商品の販売を促進することを目的としたデザイン　（出典：デジタル大辞泉）

違い

アートデザインと商業デザインは何が違うか、上記の意味を見て頂くとなんとなくつかめるかもしれません。 アートデザインと商業デザインとでは、目的がそもそも異なります。 商業デザインの特徴は「説明が可能」ということです。販促を目的とすれば、なぜこのフォントにしたのか、なぜこの色味にしたのか、なぜこの構成にしたのか、それらには必ず理由が伴います。 例えば、広告をデザインする場合「どんなターゲットに、何を伝えたいのか」といったように。 アートデザイン＝芸術、美術の場合、目的は鑑賞者に感動を与える、相互に干渉し合うなどの目的になることが多いため、明確に異なります。アートデザインは商業デザインのようにほとんどの場合「説明が可能」とは言えません。

まとめ

こうした事実を知っておくことは、前提知識という意味で重要です。例えば「広告」を外注する際など、建設的なコミュニケーションが取れるようになるかもしれません。参考にして頂けますと幸いです。