ストーリーを伝える誌面づくり

大洗まいわい市場のカタログが2015年の冬ギフトで掲げたコピーは、

「せっかくだから　茨城（じもと）のものを贈りたい　―そんな想いにこだわりました」

アニメの聖地となった大洗には、今や全国の人が来ますし、大洗は観光地としても都心からちょっと遊びに行くにはとてもいい立地。

掲載商品を見ても、全国もしくは都内をターゲットにしてもよい、そんな力のある商品ばかり。

しかし、この地域、もしくは茨城全体で抱えている問題が、まさに地元の人間がその商品力をわかってないということ。

そういった、地域の魅力を底上げしていくそんな想いも込められ、ターゲットを地元に絞ったコピー。

今はすべてがWEBが多いが、そこはパソコンで買うということに抵抗のある方を見込んで、夏の30倍冊子の量を増刷、商品数も、38と夏に比べてあえて10品目減らしました。

地元の人が知っているような地域の単語を並べ、地元の生産者さんの写真や畑の様子を掲載し、生産者さんに取材して、都内や海外でも販売され、県外でも評価が高いことなどを記した。

「いつも食卓に並ぶから当たり前になっていたけど、そうか（県外の人にも）贈ってみよう」
と、思えるようなそんな作りになっている。

商品の形状やおいしさを羅列しただけのカタログではなく、きちんとストーリーを伝えるという、そんなプラスワンの誌面作り、それがお客さんが買うだけでなく、より地域を想って消費できる。

丁寧に誌面作りをすることで、地域の直売所としての意義が、お客さんにも伝わるのではないかと思います。

現在、まいわい市場の冬ギフト冊子は、店頭や大洗町で配布していますので、ぜひ大洗に行くことがあれば！手に取ってください。

http://qutitote.jp/works/maiwai_wintercatalog2015/