タレントさんを撮影するポイントって　そのいち〜

［更新日］2020/11/19
［公開日］2017/08/04
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ウープス有限会社

こんにちは、oops Inc 高橋です。先日、久しぶりにタレントさんの撮影の演出してきました。撮影現場は、いつも心地よい緊張感があり楽しいです。

広告制作で今でも多いのが、タレントさんやモデルの方を使った撮影です。Webの時代になっても認知度や共感度の高い人を使うことで、速度の早い広告や商品パッケージを作ることができます。

CM撮影を演出するのは、CMディレクター。ポスターなどの写真撮影の演出は、アートディレクターが担当します。アートディレクターは、略称でADです。たまに、アシスタントディレクターと誤解されます。私もアートディレクターの一人として、毎回撮影に立ち会い、演出を担当しています。

撮影は、クライアントに了承を取ったカンプと呼ばれる最終デザインラフをもとに進行します。事前に掲載予定の媒体ごとのサイズはすべて洗い出し、デザインしてから望みます。サイズによってバストアップ、全身など必要なカット数も変わってくるからです。たとえば、ビルにかかるノボリ、電車広告の中吊りなど縦横のサイズがまったく違います。バラバラなサイズでも、統一感ある見せ方ができる撮影プランが用意できていると、ブランディングにつながっていきます。ブランディングがしっかりしている会社は、撮影した素材がいろいろなデザイナーさんに渡ったときにも同じ見え方になるようにマニュアルを作成しイメージの統一を図っています。

タレントさんの場合、売れっ子になればなるほど、比例して撮影時間が短くなりがちです。また、相手は生身の感情がある人です。準備に手間取り撮影時間が短くなったり、雰囲気が悪い現場では、せっかくの個性を引き出すことができません。

そこで、やはり気をつけなければならないポイントが幾つかあります。ひとつめは、撮影趣旨を短時間に直接出演者に伝えること。何をしたいのかよく伝わってないままだと、だんだん演者の方は、やらされている感じになっていき、いい表情をつかむことができません。また、人の集中できる時間は短いものです。

撮影によっては、言葉や演出をあまり必要としないケースも極たまにあります。私が記憶している話では、ある有名カメラマンが、分刻みの仕事をこなす財界人にカメラを向けてから、30分間無言でシャッターを切らず対峙した話が有名です。想像するとまるで剣豪同士が、無言で向かい会いお互いの一瞬の活路を見つけるまで時が止まったように睨み合う、そんな様子が頭に浮かびます。写真は、そうでなければ絶対に撮れない表情が刻まれていました。撮影前にどんな申し伝えをしたかわかりませんが、真剣な表情を撮りたいと、最低限度は伝えていると思います。

また、逆のケースの話で、タレントさんに「いつもの笑顔ください」っとカメラマンが撮影中にリクエストしたら「いつもの笑顔って、なんですか？」と本気で怒らせてしまい、その後いい写真撮れなかったと聞いたことがあります

撮影は人対人。いい写真を撮るためにはこちらの本気度と真意を相手に伝える努力は最大限する必要があるといつも痛感しています。

タレントさん撮影のポイント　そのいち〜

企画の意図をタレントさんに、短時間に正確に熱意を持って伝える。

oops Inc　アートディレクター/デザイナー　高橋　 http://oops.jpn.com/

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多くの人たちのおかげでたくさんの仕事をさせて頂きました。

ほぼ、広告です。新聞広告、雑誌広告、ポスター、電車中吊り、サイネージ、マークなどです。

また、パッケージもかなり作ってきました。

ありがたいことに、広告・パッケージともにいくつか賞をいただき、

クライアントの方とともに喜びを分かち合いました。

最近は、ブランディングの仕事もさせて頂いております。

いままでの経験を活かし皆様のお役にたてるよう、いまも日々アイデアを考えております。