はじめまして、コア・アド・インフィニティ編集部のハラです。
突然ですが・・・、
平塚漁港をご存知ですか?
- 1000種類以上の魚種が確認され、
日本でも有数の海洋生物の宝庫である相模湾に面する神奈川県平塚市の平塚漁港は、
黒潮の流れを受け豊かな漁場で育った魚たちが水揚げされる。
ここの漁業の歴史は古く、江戸時代から組織的な漁が行われ、
江戸と相模川流域の物流の拠点として栄えていた。
しかし、それらも時代とともに衰退し、
つい数年前までは地元の人ですら漁港があることを知らないような存在だった。 -
そんな平塚漁港が、今、熱いんです!
最近は、メディアでも取り上げられることが多く、漁協のHPではイベントや色々な出店があり、
漁港にできた食堂では開店前から長蛇の列ができるのが当たり前となっています。
なぜ、地元の人にも知られていないような漁港が、ここまで知名度を上げ、
たくさんのお客さんを集客するようになったのでしょうか?
それは、漁協の様々な取り組みがあったようです。
そもそものきっかけは、「地元の方々に平塚の魚を知って、楽しんでもらいたい。」
また、「魚価が低迷するなか、少しでも地場の魚の価値を知ってもらい、消費を促進したい。」
「最終的には地産地消が活発になって、地域活性化につなげたい。」
このような思いやからはじまりました。
漁協は「とにかく思いついたことを試してみよう!」と「平塚の魚普及キャンペーン大作戦」をスタートしました。
まず行ったのは、地元の人たちから「魚をさばけないから食べない」という声が多かったので、
魚の扱いを知ってもらう「ビーチdeさばき方教室」というイベントでした。
(「漁港で~」ではなく「ビーチで~」というのが面白いですね。笑)
海を望みながら、獲れたての地魚のさばき方を学び、その場でソテーなどにして楽しむ。
この企画は若い女性やファミリー層などにも好評で、リピーターも多いイベントになりました。
これを機に、魚をさばくのが楽しくなった人たちからは、
「地元(平塚)の魚を買いたい」と言われるようになりました。
この時、平塚では平塚の魚が流通していなかったのです。
しかし、漁協には直売所はありませんでした。
そして、県水産課の支援により、農協の農産物直売所で販売するという運びになりました。
今まで漁しかしてこなかった漁師たちが、直接消費者と対面販売することになったのです。
結果は、
大漁で値がつかない魚や、市場の流通にのりにくい規格外の魚も売り切れるほど大好評。
農協の扱い店舗も増え、新たな収入源の確保、PR効果もあがり大成功となりました。
その後は、港でも直売会を実施。
いけすで活きたまま販売するので、鮮度の良さに平日の午後でも行列ができるほどの盛況ぶり。
漁師たちが、消費者からの声を直接聞くようになり、
魚の締め方や鮮度管理が改善された結果、取引先も増え、取引価格も上がりました。
ケース バイ ケース
こちらの漁協は「思い」から「課題」をみつけ、新たな需要を作り出しました。
一つの成功例として、ここでは表面的なことしか書いていませんが、
ここに至るまでの漁協の様々な工夫や苦労には、大変感心させられます。
ただ、これはあくまで一例だと思います。
と言うのも、業種やその時の景気・時代背景などにより、方法はひとつではないと思いますので。
気をつけたいのは、経験によって過去にとらわれ過ぎないようにしたいですね。
参考:
http://www.jf-hiratsuka.org/
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株式会社コア・アド・インフィニティ
大嶽 序斉
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