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【失敗しない】ITシステム開発、外注先選びのポイント解説【2021年最新版】

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【失敗しない】ITシステム開発、外注先選びのポイント解説【2021年最新版】

ITは、Information Technologyの略称になり、日本語では情報技術という意味です。そして、システムは正確には「相互に働きあう要素をまとめたもの」という意味で、システムは仕組みということです。

ITとシステムは、システムを作るためにITを使うという関係性です。「ITシステム」という言われ方から、最近では「システム」と略されています。ここでは、ITを使ってビジネスを実行する仕組みに関する設計、開発、運用についての基礎的知識と、基本的な流れについて説明します。

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1. システム開発の基礎

はじめに、システム開発とはどう言ったものでしょうか。システム開発について工程をまとめると下記の2つの考え方にまとまります。

  • システム開発の工程
  • システム開発の業種
これらを十分に把握しておくことでシステム開発における基本的な考え方が身に付きます。実際にシステム開発を依頼する場合に工程や業種の考え方が身に付いていないと、開発会社と打ち合わせている際に混乱する場合もあり得るでしょう。そこでここからはシステム開発の基礎について詳しく解説します。正しくシステム開発の基礎を理解した上でシステム開発会社に依頼することを検討しましょう。

システム開発の工程

システム開発には明確な工程が存在することが多いです。明確な工程を設けておくことで開発途中に後戻りがあった場合でもスムーズに対応することができるようになります。システム開発の工程に不備があると、万が一の場合に対応できなくなくなるので注意が必要です。そのため、システム開発において工程を決めることは重要と言えるでしょう。実際には下記のような形でシステム開発が進むことが多くなります。

① 既存の業務フローを見直し、新業務フローを考える。
② 新業務フローの仕組みを、コンピュータで制御できるシステムを作成する。
③ 新しいシステムを利用して業務効率化のアップをはかる

このようにまずは既存の業務を見直し、システム開発することで新業務フローが考えやすくなります。その後はコンピューターで制御できる仕組みを作り新業務フローの業務効率化のアップを図れるようにするのが基本的な流れです。業務の効率化をはかり新しい業務の仕組みが実現し、収益が上がることが目的になると言えます。

企業にとってのシステム開発は、新しく業務の仕組みをつくることを意味するものにあります。多くの企業が、自社の業務管理をソフトウエアによってシステム化しています。では、システム開発の業種には、どのようなものがあるのでしょうか。システム開発における業種の種類をいくつか説明します。

システム開発に関わる企業・職種

システムインテグレーター(SI)

システムインテグレーターは、システムを分析、企画、立案、開発、納品までの業務を担当する企業を意味しています。外注先、ベンダーなど、システム開発のアウトソーシング先となっている会社は、システムインテグレーターに分類されます。実際にシステムインテグレーターの仕事の例としては下記の例が挙げられるでしょう。

● 業務システムや基幹システムの設計や開発
● iPhoneやAndroid用のアプリケーション開発
● 組込みシステム開発
● サーバーまたはデータベースの構築

このように発注側のメリットに繋がる設計や開発を細かく行うことが多く、業務は多岐に渡ります。また、システムインテグレーションによってはシステムの運用保守まで請け負う企業もあります。その場合、導入後も安心して運用することが可能です。自社にとって必要な領域はどこまでなのか見極めた上で発注すると良いでしょう。

システムエンジニア(SE)

SIが企業を指し、システムエンジニア(SE)は、その企業に所属している人(職種)となります。システムエンジニアは、クライアントとやり取りを行う窓口となり、開発するシステムの仕様書・設計など上流工程をメインに行います。

また、自社採用で社内の情報システム部門に入社したエンジニアも社内システムエンジニアにという役割を持っています。社内のシステム開発から保守、運用管理などを行います。

プログラマー(PG)

プログラマーは、システムエンジニアの指示書などの指示に従いながらプログラムを作っていく職種です。小規模系の企業では、システムエンジニアとプログラマーを兼任しているケースもあります。

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2. システム開発の基本的な流れ

どのようなシステム開発を行うにしても基本的な流れが存在します。その流れをあらかじめ把握しておくことでシステム開発をよりスムーズに行うことが可能です。実際に開発会社と話し合う際にも重要な項目になるので把握しておくことが求められます。

ここからはシステム開発の基本的な流れを4ステップで説明を行います。実際にシステム開発で用いられることの多い流れを詳しく説明するので、システム開発の外注を考えている企業はぜひ、ご参考にしてください。

企画・仕様の決定

規格・仕様の決定を行う場合は新しい業務の仕組みで業務フローを作成し、要件をまとめます。要件定義の部分に当たり、開発の全体像や細かい詳細を決める部分になるので非常に重要度が高いのがポイントです。要件定義を疎かにしてしまうと、開発の全体像が見えず万が一の場合の後戻りもできなくなり、開発時のリスクが高まってしまうので注意しましょう。

その要件をもとにシステム設計を行います。画面はワイヤーフレームを作成し、画面項目からデータベース設計を行います。実際にシステム設計の部分を可視化できるので、発注側と受注側で細かく認識のズレを埋めていきましょう。また、画面制御仕様書、データベースへのデータ入出力仕様書を作成します。そうすることで実際のシステム開発の詳細が決まり、開発に乗り出すことが可能です。

いずれもシステム開発を行う際に重要なポイントになっているため、穴が無いように必ず全体像を全て決めた上で開発を進めるように心がけましょう。開発リスクの軽減には発注側と開発側の密なコミュニケーションが必要になるので、なるべく連絡は欠かさないように詳細を決めていくことが大切です。

開発・画面デザイン

システム設計が終わったら、ワイヤーフレームをもとにデザイナーによってデザイン制作が行われ、システム設計書をもとにプログラマーによってプログラム開発が行われます。しっかりテストを行い、不具合が出ないようにデータの不整合が起きていないかなどを確認します。

特に画面デザインやユーザビリティの部分は直接使い勝手に関わってきます。見にくく、使いづらいまま開発を進めてしまうと使用感が合わず、本導入した後に後悔することになるので、必ず受注側と細かく詰めていきましょう。デザインや使い勝手が良いと、社内でのシステム利用率も高まるので十分な確認が大切です。

もし、デザイン性に不備がある場合はどこに不満があるのか明確にした上で受注企業側と話し合いましょう。受注側にデザインを丸投げしてしまうと、自社が想定していないデザインで開発が進むことになります。そのため、システムのデザインはあらかじめ発注側で大まかにイメージしておきましょう。他社のシステムなども参考にしつつ、自社に相応しいデザインの大枠を決めておくと開発もスムーズです。

システム受入・運用

基本的に発注企業はシステムを本導入する前に受け入れテストを行い、システムの導入を行います。リリース前には本番と同じ環境で全体の動作テストを行い、開発環境との互換性がないかどうかなども確認します。同じ環境で全体の動作テストをすることで、本導入と近い使用感でテスト可能です。

システムはリリースされてからが本番になりますので、安定稼働するまでは不具合がないか、予期せぬエラーなどが起きないかなどを確認します。実際にテスト段階で確認しておかないと、導入後のトラブルの原因になってしまうので注意が必要です。導入後に修正する場合はさらに手間がかかってしまうため、なるべくテスト段階で細かくチェックして多くことが求められます。

使いにくいシステムを導入しても自社の業務効率の改善には繋がりません。一度受入テストをして、どこを改善すべきなのか1人の社員だけではなく、複数の視点で改善していくためにも多くの社員の意見を受けて改善を図っていきましょう。

定期的な確認・改修

システムは作って終わりではなく、そこからより使い勝手をよくする、課題がないか確認するなどしてシステムを育てていくことが大切です。より自社にとって最適なシステムを作り上げていくことで自社の業務効率を高めることができます。

システムを使っていると問題や修正したい点が見つかるはずです。もし、問題点や修正点が生まれる場合は定期的に洗い出しておきましょう。そして、自社の適切なタイミングで洗い出した修正点をまとめて開発側と打ち合わせて修正していきます。

修正する場合もスケジュールを組む必要があるので、お互いで都合が付くように適切なスケジュール管理を行いましょう。

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3. 失敗しないシステム開発依頼

システム開発では会社の選び方を間違えてしまうと、思ったような開発に結び付かず、後悔してしまうケースが珍しくありません。そのため、システム開発を外注する場合はシステム開発の依頼方法をあらかじめ理解しておくことが大切です。

RFPの準備からPM・窓口の確認まで1つ1つの順序を正しく理解しておくことで、後悔しないシステム開発依頼が可能です。ここからは失敗しないシステム開発依頼について詳しくご紹介するので、是非ご参考にしてください。

RFPの準備

RFPとは日本語で「提案依頼書」のことを指します。具体的に表すと、発注側が、受注側に対してシステム構築・リプレイスを依頼する際に、自社システムに必要な要件や実現したい業務、課題などを示す書類のことです。

このRFPを準備しておくことで発注先の企業を選定する時に、比較すべき項目が明らかになり、同時に自社システムの現状を見直し、課題を再確認できます。そのため、スムーズなシステム開発のためにも欠かせない書類と言えるでしょう。

ただ、RFPを作成する場合、ある程度の手間と人的コスト、時間がかかってしまう点には注意しましょう。ある程度余裕をもって作成して、自社に負担がかからないよう心がけるとベストです。

依頼先会社の選定

失敗しないシステム開発のためにも依頼先候補のピックアップも重要です。依頼先の企業を間違えてしまうと、システム開発が上手くいかず失敗酢する可能性があります。なるべくリスクを軽減するためにもRFPを作る中で、依頼先に求める必要条件(実績、業界知見、スキル、金額など)を抽出し、候補先を探しましょう。
必要条件に適した受注先が見つかると、より安定したシステム開発が可能になります。

開発会社は数多く存在しますが、実際に希望条件にあう会社を1件1件探すのは難易度が高いので、マッチングサービスを利用すると便利です。

複数の開発会社の話を聞く

対応できそうな会社が見つかったからと言って、1社に決めてしまうのはもったいないと言えるでしょう。費用感、実績、提案のクオリティなど妥当性を確かめるためにも2〜3社打ち合わせを行うことがおすすめです。時間がない場合は、合同オリエンを開くといった手段も視野に入ります。

複数の開発会社を見ることで自社に合った担当者に出会えたり、得ていた情報では見えなかった部分も判明したりするのでメリットは大きいです。それぞれの開発会社で得意な部分や特徴なども大きく変わってくるので、じっくりと話を聞いた上で自社に相応しい開発会社を見つけることがおすすめとなります。

PM・窓口の確認

プロジェクトを仕切るプロジェクトマネージャー(PM)など、開発会社側の窓口となる人との相性を確認しましょう。最初の営業時は営業担当が出てきて、実際の開発着手時は営業担当が抜け、PMとやり取りをメインに行うこともありうるので十分な確認が必要です。

ちゃんと言いたいことが言える、前提条件などの理解が合うなど、営業担当との相性はよかったのに開発になってから中々希望が伝えられないというケースもありえます。実際にやり取りを行うことになる人との相性を事前に会って話し合って確かめるか、WEB面談で話し合って確認しましょう。こういった目に見えない部分の確認を疎かにすると、システム開発に支障が出ることもあるので十分な注意が必要です。

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4. ITシステム開発外注のまとめ

今回は、ITとシステムの違いから入り、ITシステム開発に関する基本的な流れ、外注先探しのポイントについて説明してきました。基本的なポイントを抑えて見積もり依頼、外注先選定をすると、何もわからない状態でやるよりも格段に外注先選定の精度が上がりますので、まずはここで紹介した内容を試してみましょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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