スパイラルモデルでのシステム開発の概要とメリット・デメリット

［更新日］2021/02/18
［公開日］2014/03/13
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スパイラルモデルでのシステム開発の概要とメリット・デメリット

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スパイラルモデルとは

スパイラルモデルとは、設計、プログラミング、テスト、プロトタイプ（試作品）の試用等の一通りの工程を繰り返してシステムの質を高めていく開発手法の事を指します。

初めてシステム開発の発注を行う場合、最終的にどんなシステムになれば便利になるのかはっきり答えられるでしょうか？

開発の前の段階で、システム開発の説明、どういうシステムが必要なのかを求められても初めての開発依頼の場合、理解しづらいと思います。

結局、一度そのシステムを使ってみないと善し悪しは分からない。

スパイラルモデルというのは、その考えに基づき、一度開発して使ってみてフィードバックを得てまた開発し、システムの質を上げていく開発手法なのです。

スパイラルモデルのメリット

主なメリットですが、試用後のフィードバックで仕様変更に関する問題等がある場合でも、上記で述べた考えが基になっているので、フィードバックを反映しやすく、臨機応変に対応することができます。

繰り返し問題点の修正を行い、開発する結果として、最終的に質のいいシステムを作り上げることができます。

スパイラルモデルのデメリット

デメリットは、フィードバック毎に様々な問題が浮上した場合、何度も何度もシステムを開発しなければならなくなり、開発に時間がかかります。

また、初期の想定よりシステムの仕様が肥大化し、コストがかかってしまう可能性があります。

まとめ

スパイラルモデルは、プロトタイプを元に修正を加えていくシステム開発手法ですが、最初に出来上がるシステムが修正されることを前提としたシステム設計であると、要望が見えにくくなり、ただただ時間が伸びてしまうことがあります。

「このシステムはこれを行なうためにつくる！」という揺らぐことのない目的だけは必ず持っておきましょう。
目的がはっきりしていなければ、折角スパイラルモデルでどんなに修正を繰り返してもシステムが完成することはないでしょう。

どの開発手法が適切かは、プロであるシステム会社に相談してみるのが1番かと思います。
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