マネジメントサイクルの捉え方

マネジメントサイクルってどんなイメージをお持ちですか？
一部の大企業さまを除く、多くのショップさまでは、このように捉えると、うまく回りますよというお話を今日は触れたいと思います。

よくある、PDCAってこんなイメージで捉えられているのではないでしょうか？
　　・P（計画）・・・・・慎重に事細かく、具体的に計画を練る
　　・D（実行）・・・・・決まった計画を黙々と行っていく
　　・C（検証）・・・・・しっかりと結果を検証して、振り返りを記録する
　　・A（アクション）・・結果をもとに、次の計画をしっかりと検討する
これは間違えているわけではありません。
本にはきっと、こういう風に書いてあると思います。

しかし、弊社ではちょっと違ってこのように考えて下さいというお話をします。
　　・P（計画）・・・・・筋道（ゴールや方向性）だけ決めてしまう
　　・D（実行）・・・・・やりながら、どこが間違えているか探す
　　・C（検証）・・・・・あっている打ち手を特定していく
　　・A（アクション）・・成功事例を集めて、計画をまとめ上げる

前者は、P（計画）にしっかりと時間をかけていくやり方で、
後者は、何回転分か多くサイクルを回すやり方だと言えます。

大企業などの場合は、承認プロセスも多いでしょうから、前者の方が向いているイメージですね。
でも、特にベンチャーなんかは、後者の方が良いと思います。
あれこれ悩む暇があったら、全部やってみて、どれが一番なのか確かめよう！という考え方ですね。

長い目で見た時、百聞は一見に如かずという通り、後者の方がより硬い経営ができると思います。
ただし、後者の方は、どのくらい高回転でサイクルを回すことができるのか？ということがキモになります。

そう、マネジメントサイクルは回転数がキモです。
しっかりと、かつ、高回転で回していきましょう。

合わせて、この話をするとよく、
「せっかく計画立てたのだから、しっかりと成し遂げたい」
「ちゃんとやらないのであれば、計画なんて立てなくて良いのでは？」
というご意見もお聞きいたします。

まず、考え方を合わせて欲しいのですが、
一度立てたら修正せずに成し遂げることに意味があるのは、「計画」ではありません。
「予算」です。
「予算」が目的であって、「計画」は手段だと理解してください。
「予算達成のために、計画を修正する」は意味わかりますよね？
でも、
「計画実行のために、予算を修正する」は意味わからなくないですか？
目的と手段の話に置き換えたら比較的わかりやすいと思いますが、

「計画は変えて良いのです。変わるべきものなのです」

あえてそう言い切ります。
では、立てなくて良いのか？
それは違います。
どこに向かって走るのか？の方向性だけは全員同じ方向を向く必要があるので、立てる必要はあるのです。

大切なのは、「計画がしっかりとしている」ことではなく、「サイクルが1回転でも多く回ること」なのです。
計画の完璧さにこだわりすぎて、回り始めないとか、計画立てで全体力を消耗して、満足するとかそんな風になっている例もよく見かけます。
とにかく回してみましょう。

うまく売上が上がっていかないショップさま。
以外とマネジメントサイクルが回っていないことありませんか？
ぜひ、お気軽にお声掛けください。
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