地域活性化に一役！？地域とアートが融合した芸術祭・国際展5選

こんにちは。
コア・アド・インフィニティ編集部のオクワキです。
ここ最近全国各地でトリエンナーレやビエンナーレといった国際展や芸術祭が
増えてきているのを皆さんはご存知でしょうか。
トリエンナーレとは「3年ごとに開かれる展覧会」のことで、
ビエンナーレは「2年ごとに開かれる展覧会」のことです。

今回は全国各地で行われているトリエンナーレ、ビエンナーレを5つご紹介します。

１．「大地の芸術祭　越後妻有アートトリエンナーレ」新潟県

http://www.echigo-tsumari.jp/
新潟県の山間部、「越語妻有」地域を舞台に開催される、世界最大級の国際芸術祭です。
2000年から開催され今年で6回目を迎えるこの芸術祭は、越後妻有の大自然全てを美術館に見立て、
アートを道しるべに里山を巡るのが特徴で、約300点のアート作品が展示されまています。次の開催は2018年予定です。

2.「瀬戸内国際芸術祭」

http://setouchi-artfest.jp/
こちらも、3年に1度、現代アートで注目を浴びる香川県・直島など12の島と2つの港を舞台に開催されています。
島の伝統文化や美しい自然を生かした現代美術を通して瀬戸内海の魅力を世界に向けて発信し、
地球上のすべての地域の「希望の海」となることを目的としています。
高齢化・過疎化の煽りを受けていた各島々ですが、
瀬戸内国際芸術祭の開催により、島の住人と世界中からの来訪者の交流により島々の活力を取り戻してきています。
次回の開催は2016年3月20日～11月6日（計108日間）です。

3.「中之条ビエンナーレ」群馬県

http://nakanojo-biennale.com/
2007年から開催されている中之条ビエンナーレは、群馬県中之条町の町内で開催される展覧会です。
イベントの舞台になるのは中之条町に残る商店街や温泉街、木造校舎や古民家などで、
日本の懐かしい風景を斬新に切り取ったアート作品を楽しむことができます。
町全体で展開されるアートを通し、アーティストと住民、観客がひとつとなることを目的としています。
現在、2015年9月12日～10月12日まで開催中です。

4.「神戸ビエンナーレ」兵庫県

http://www.kobe-biennale.jp/
神戸ビエンナーレは、港町神戸のウォーターフロントエリアと美術館エリアなどで開催される展覧会です。
阪神・淡路大震災から10年を経た神戸市が、被災地という枠組みを離れ飛躍をはかるとともに、
芸術文化の街として活性化することを目的として2007年から開催され、今年で5回目を迎えます。
2015年のテーマは「スキ」。
現在、2015年9月19日～11月23日まで開催中です。

5.「UBEビエンナーレ」山口県

http://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/choukoku/biennale/
UBEビエンナーレ（現代日本彫刻展）は、1961年から山口県宇部市で開催される日本最大級の野外彫刻国際コンクールです。
最近では国際展方式を取り入れて、海外からの作品も積極的に募集しています。
毎年秋に開催され、受賞した上位2作品は宇部市街や公園に設置されるという、宇部市あげての美術イベントになっています。
現在、2015年10月14日～11月29日まで開催中です。

まとめ

いかがでしたか？
近年日本では少子高齢化、都市への若年層の流出などの影響で、地域の活力低下が大きな問題となっています。
今回ご紹介した芸術祭や国際展は、その地域に残る豊かな自然や美しい景観とアートを融合させ、
多くの人に知ってもらい、地域住民と来場者の交流を増やすことを目的としています。
地域住民と自治体、そしてアーティストが一丸となって創り上げていく芸術祭や国際展。
現在開催しているもの、これから開催されるものも多くあるので興味を持たれた方はぜひ行ってみてください。

【参考】
http://find-travel.jp/article/5564