VBAを活用することで、Accessを用いずに見積書作成ができる。

VBAを活用することで、Accessを用いずに見積書作成ができる。

VBAとは

　VBA（Visual Basic for Application）とは、Microsoft社の製品に独自の機能拡張を施すために作られたプログラミング言語です。元となるVB（Visual Basic）をマクロ言語用に改造したものですが、VBAとVB間に互換性はありません。AccessだけでなくOffice製品にはこのVBAが既に備わっています。

台帳管理から見積書作成まで

　ここで、見積書の作成を通じた台帳管理の方法について触れます。台帳管理というと、データベースソフトのAccessを利用するのが一般的ですが、ここではExcelのみで実現することもできます。まず、見積書に必要な項目は日付・得意先名・有効期限などです。また、明細項目としては、商品名・単価・数量・合算金額などがあります。これらをまとめた表が見積書ですが、見積もりは一枚だけということはありません。何枚もの見積書をまとめるのが、台帳管理です。　一般家庭でも住所録をアドレス帳に記入しますが、これも台帳管理と同じ仕組みです。データの出し入れを容易に行うためのものなのです。この見積書の作成から台帳管理までVBAを用いて行うことが可能なのです。

意外と簡単に作れる

　今までの話を聞いて、「難しそうだから導入はできないかな」「制作会社に外注しようかな」と思った方もいるかもしれませんが、ほかの項目でも申しているようにVBAを用いたシステム開発は比較的簡単です。今回はその具体的な方法については言及しませんが、実際作ってみようと思われた方は、インターネットに作成手順を載せたサイトがあるので、ご覧になってみてください。 　もしかしたら、あなたでも作成できるかもしれませんよ。