ECサイト構築の費用相場はいくら？おすすめの制作会社10選と外注のポイント

アマゾンジャパンが出品者負担による全商品を対象とした1％以上のポイント還元の方針について発表したことで話題になっていますが、 ネットでの商品購入が当たり前になり、通販サイトは消費者にとっても企業にとっても無くてはならない存在になりました。

実店舗を持つショップでも、店舗で販売している商品をネットで販売したり、 店舗を持たずに人件費や運営費を押さえて販売する方法としてネット販売を活用したり、通販業界は拡大しています。

これから商品のネット販売を始めたいという方に向け、本記事ではECサイト構築の方法と費用についてご紹介します。

1.ECサイトに必要な機能とは？

ECサイト運営において必要な機能として、大きく「販売」機能と「管理」機能に分けることができます。

どのような項目があるか、以下で細かく見ていきましょう。

1）販売するために必要な項目

商品紹介

登録商品の一覧ページや商品にまつわる説明文など

商品注文

ショッピングカート、お届け先、配送時間の設定、決済方法など

マイページ

注文履歴、会員情報の編集など

その他

商品検索など

2）管理システムに必要な項目

商品管理

ECショップ店舗の基本情報掲載、支払い方法手数料などの設定

顧客管理

顧客一覧や検索など

受注管理

受注情報の一覧/検索や対応状況のステータス変更など

売上集計

日別、週別、月別の売上集計の管理など

ECサイトの機能構成に迷ったら「リカイゼン」に相談

上記に紹介したのは、基本的なECサイトの機能構成です。 他にも必要な機能や使いやすい構成など、ECサイト構築実積・ノウハウのある会社に相談したいという場合は、「リカイゼン」にご相談ください。

リカイゼンは、マッチング業界運営実積16年以上であり、希望内容に応じて適した制作会社を無料紹介しています。相談段階から対応可能な会社もご紹介可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

2.ECサイト構築にかかる費用・相場

ECサイトの構築方法は大きく3つの方法に分けられます。

構築方法によってかかる費用は異なるため、どの方法を取るのが自社の内容にマッチしているか確認してECサイト構築の方向性を決めていきましょう。

ECサイト構築のASPサービスやクラウドサービスの利用

あらかじめECサイトに必要な機能が揃っており、そのシステムを月額の使用料金を支払って利用するサービスです。

サイトのデザインは、用意されたテンプレートから選んだり、 一部カスタマイズしながら制作するかたちになるため自由度は狭まりますが、100万円以下などの小規模な費用で構築が可能です。

また、必要機能が揃っているので導入開始から利用開始までに必要な時間を短縮することも可能です。

オープンソースの利用

EC-CUBEなど、ECサイト構築用のオープンソースを利用して構築する方法があります。

EC専門のオープンソースにも必要機能はある程度揃っており、そのオープンソースを利用しつつ、 カスタマイズすることでオリジナルのECサイトを構築することが可能です。

費用感としては、100〜300万円程度での開発が相場です。

その他にも、WordpressなどのEC専門ではないオープンソースでも、プラグインを使用することによって同じくらいの費用感で構築できます。

フルスクラッチでの構築

パッケージや用意された機能では実現できないようなオリジナルのECサイト（特別な機能を設けたい）を作りたい場合は、 フルスクラッチ（1から開発を行う）での構築となります。

もちろんどのような機能やUI/UXを設けたいかにもよりますが、中規模なものなら300〜500万円、大規模なものなら1000万円以上が相場と言えます。

ECサイトの構築について、「予算内で対応できる会社を探したい」「方法は提案してもらいたい」など、希望条件にあてはまる会社を探したい場合は、リカイゼンにご相談ください。

リカイゼンでは、条件によるフィルターを通した上で、該当する会社のみから募集を集めることが可能ですので、問い合わせにかかる手間を省きつつ、希望の会社を見つけることが可能です。

3.ECサイトを自力で作る方法

システム会社に依頼し自社のECサイトを開発するのではなく、無料で簡単に作成できるツールもあります。

初心者向けで、直感的な操作ができるオススメのツールを下記にご紹介します。

１.BASE

多種多様なデザインテンプレートが用意されており、手軽にショップを作成できことが宣伝文句となっています。 商品登録数が無制限ですので、気兼ねなく商品を登録することもできます。

他にも決済機能（クレジットカード）も揃っているほか、独自ドメインを取得できるのは無料ツールでは珍しいです。

BASE 公式サイト：https://thebase.in/

２.STORES.jp

デザインテンプレートやロゴ作成機能、商品写真の無料撮影等がサポートされています。 無料プランの場合は商品登録数に制限がありますので、注意が必要です（※有料プランになると無制限登録可能）。

デザイン性を重視する場合に良いツールです。

STORES.jp 公式サイト：https://stores.jp/

3．shopify

無料のトライアル期間はあるものの、大きな違いはECサイトを作るときに利用料が発生するというところがあります。

100以上のテンプレートテーマからデザインを選ぶことができ、HTMLやCSSの編集も可能。 サイト制作に加えて決済方法やSEO対策など、ネットショップに必要不可欠なサポートが豊富に揃っています。

珍しいのは商品をカートに入れた後そのまま離脱してしまったユーザーにメールを送信する「カゴ落ち」対策機能もあります。

shopify 公式サイト：https://www.shopify.jp/

4.ECサイト構築の発注時の注意点

ECサイトの開発会社は数多く存在し、先述した構築手法も複数に渡るため、見極めて依頼を行う必要があります。

構築方式を確認する

ECの構築の手法は上述した通り複数あるため、制作会社によってはいずれかの方法でしか構築できないというケースがあります。

例えば、BASEを利用してテンプレートデザインだけを対応する会社も、ECサイト構築ができるという名称で事業運営していることもあります。

そのため、希望の構築方法がある場合は、対応可能かどうかを確認した上で、相談することをオススメします。

EC-CUBEやShoifyなどについては、カスタマイズの手法などを理解している会社の方が学習・調査にかかる工数がかからないため、 対応実積の有無を確認した方がよいでしょう。

アフターケアの有無を確認する

ECサイトオープン後の対応や更新などのアフターケアについても確認しておくとよいでしょう。

社内にウェブやシステムに詳しい担当者がおらず、サイト更新などに関して都度外注が必要という場合は特に抑えておきたいポイントです。

初期費用が安いからと言ってアフターサービスが薄いと都度の修正や、新しい商品の追加などで余計に費用がかさんだり、 オーダーフォームが上手く起動しなかったりと後々厄介な事が起こる可能性もありますので、そうしたリスクの観点も想定の上検討しましょう。

いくつかの企業へ問い合わせて料金にどこまで含まれるのか、またアフターサービスについて聞いてから決めることがいいでしょう。

決済機能の構築実積を確認する

「スクラッチで開発する」、「カスタマイズで決済機能を構築する」という際は、決済機能の構築実積を確認しておくと安心です。

決済に関してはカートシステムの導入や外部の決済システムをECサイトに繋ぎ込むというケースが多いですが、 該当のカートシステムや決済システムに関する知見を持っているかどうかを確認しておきましょう。支払いのフローが特殊、一般的なものとは異なるという場合は特に注意が必要です。

一方で、すでに決済システムが機能として盛り込まれているようなSaaSシステムやパッケージシステムであればそこまで意識する必要はありません。