【スマホアプリをどう作るか③】ハイブリッドアプリ活用事例

htmlコンテンツがあれば、ハイブリッドアプリはすぐにできる

事前にhtmlコンテンツが用意されていれば、コストも時間もかけずに、機能的にも満足がいくハイブリッドアプリが完成します。では、どんなhtmlコンテンツをアプリ化すると、より効果的なのでしょうか。弊社サージェントが自社のフレームワークであるAppWorkを使って手がけた、いくつかの活用事例をご紹介しますので、ハイブリッドアプリが秘めている可能性について、みなさんも考えてみてください。

多種多彩な用途で活かせるハイブリッドアプリの可能性

◎活用事例①：通販アプリ

お取り寄せに特化した日本最大級の情報サイトのモニターサービスをハイブリッドアプリにしました。使い方は簡単で、毎週公開されるモニター募集商品の中から、自分が食べてみたいと思ったものを選び、最小限の必要事項を書き込んで申し込むだけです。当選して届いた商品は、食べて審査した後、クチコミとして投稿できます。高級な肉・海鮮、スイーツなど、目移りしそうなくらい多種多彩なお取り寄せ品が揃っています。この通販アプリでは、オプション機能として「プッシュ通知」を実装しています。新着のお取り寄せ品が登録されると、バッジが立ってお知らせしてくれます。

◎活用事例②：エクササイズアプリ

動画を見ながらエクササイズができるアプリです。ワークアウトメニューが豊富で、100種類以上の動画を見ることができます。入会前はデモ動画が見れるだけですが、入会契約後は、トレーナーが会員のフィジカルコンディションを考慮してエクササイズメニューを考え、提案してくれます。もちろん、進捗状況に合わせてアドバイスしてくれるなどのサポートもあります。もともと、動画のストックをブラウザで見れるようにしていたのですが、ハイブリッドアプリ化し、「アプリ内課金」を実装しました。3ヶ月コースや6ヶ月コースなどのプランメニューをアプリから購入することができます。

◎活用事例③：クーポンアプリ

街の商店街で実施しているクーポンサービスはたいてい紙でできたカードを使いますが、これをアプリ化しました。「QRコードリーダー」機能を実装し、読み取った商品のQRコードをスタンプとしてアプリ内に登録。たまったスタンプに応じて、景品などをサービスします。Android版とiPhone版、両方のアプリを作っても、約20万でできあがります。

◎活用事例④：婚活アプリ

日本最大級の婚活総合ポータルサイトの情報提供サービスをハイブリッドアプリ化しました。全国各地の婚活を目的としたパーティーや街コンといったイベント検索機能、結婚相談所検索、来店予約機能などを搭載しています。婚活関連のコラムやニュースも充実していて、悩み解決のヒントにもなります。このアプリでは、新着情報がわかる「プッシュ通知」を実装しました。

その他のAppWorkのオプション機能や価格についての詳細を知りたい方は、こちらをごらんください。

http://appwork.jp

社内系システムとの連携にもハイブリッドアプリは有効

弊社のAppWorkは、APIによる機能拡張が可能で、アイディア次第でいろいろな方向へと進化させることができます。例えば、プッシュ通知の開封状況を分析し、受け手の興味をよりそそる情報をセグメントプッシュするといった「双方向化」が図れます。あるいは、テキストや静止画像だけでなく、動画やストリーミングを採り入れて、コンテンツの訴求力を劇的に向上させることもできます。

また、社内系システムとの連携にも、大きな可能性があります。営業管理システムをアプリ化し、営業部員が全員使えるようにすれば、新人のAさんの商談内容をサーバーにアップすることで全員で共有できます。商談内容に対して上司がコメントすると、それがプッシュ通知で関係者に送られる、といったシステムが構築できるのです。また、在庫管理システム、販売管理システムのフロントエンドとしても、ハイブリッドアプリは有効活用できます。

いかがでしょうか。ネイティブアプリでもない、ウェブアプリでもない、第3の選択肢であるハイブリッドアプリの魅力は、みなさんにも伝わったでしょうか。コストをかけず、時間もかけず、いいとこ取りだけをする。それが、「筋の良い」スマポアプリ開発だと思います。