BUSINESS TIPS発注担当者の方へ、発注成功の為のお役立ち情報

AGI(汎用人工知能)とは?従来のAIやASIとの違い、できることや懸念点を解説

目次

AGI(汎用人工知能)とは?従来のAIやASIとの違い、できることや懸念点を解説

AGI(汎用人工知能)について「聞いたことはあるが、具体的になにができるのかわからない」「普通のAIとの違いがわからない」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。

そこで今回は、AGIとはなにか、AGIができることや社会変化、普及による懸念点などについて解説します。本記事を読めば、AGIの基礎から理解でき、ビジネスに対しても適切に利用できるでしょう。

AI開発の依頼先探しなら リカイゼン にお任せください!

AI開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して 無料 でご紹介します。企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:00

AGI(汎用人工知能)とは?

AGIとは「Artificial General Intelligence」の略で、人間のように幅広いタスクを理解し、学び、柔軟に対応できるAIのことです。以下では、AGIと従来のAI、ASI(人工超知能)との違いを説明します。

従来のAIとの違い

従来のAIは「特化型AI」や「弱いAI」と呼ばれ、決められたタスクやルールに基づいて動作するのが特徴でした。たとえば、特定の言葉に反応して音楽を流す、スマートスピーカーが挙げられます。決められた範囲でしか動作せず、自身で判断して新しい問題を解決することや、まったく異なる状況には適応できません。

一方のAGIは、特定の目的だけに特化したAIとは異なり、少ない情報から柔軟に学習でき、自ら考え判断してあらゆるタスクに対応できる「強いAI」です。従来のAIは命令を実行する係、AGIは状況を見て自ら動く係といえます。

ASI(人工超知能)との違い

ASIとは「Artificial Super Intelligence」の略で、AGIがさらに進化したAIです。AGIは人間と一緒に働けるAI、ASIは人間を超えるAIとイメージするとわかりやすいでしょう。

人間の知能レベルを超え、人間の意思や判断を超える活用方法が予想されていますが、現時点ではまだ実現できていません。倫理的・社会的な課題が多く、多くの研究者がASIのリスクと可能性について議論している最中です。

AI開発の依頼先探しなら リカイゼン にお任せください!

AI開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して 無料 でご紹介します。企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:00

AGIができること

AGI(汎用人工知能)は、人間と同じように学び、考え、柔軟に行動できるAIで、あらゆるタスクに対応できます。以下では、そのなかでも代表的な3つのタスクについて紹介します。

<AGIができること>
  • 自ら解決策を導き出せる
  • 新しいアイデアを生み出せる
  • 人間と自然なコミュニケーションがとれる

それぞれを具体的に見ていきましょう。

自ら解決策を導き出せる

AGIは自分で問題を理解し、答えを考えだす能力をもっています。複数の情報を組み合わせて状況を判断できるため、ルールが決まっていない場面でも柔軟に対応できるのです。たとえば、災害が起きたときに、どうすれば被害を最小限にできるかを現場の情報から判断し、必要な行動を自動で導き出せます。

新しいアイデアを生み出せる

AGIは、すでにある知識をもとに考えるだけでなく、まったく新しい発想を生み出すことが可能です。たとえば、新しい商品・サービスの企画、小説や音楽などの創作物をゼロからつくれます。AGIは、既存の答えを探すAIではなく、新しい答えを作り出すAIといえるでしょう。

人間と自然なコミュニケーションがとれる

AGIとの会話は、自然に行えるのが特徴です。従来のAIは、決まった言い回しや簡単な質問にしか対応できませんでしたが、AGIは相手の言いたいことを理解し、それに合った答えを返すことが可能です。

たとえば、病院で患者と会話するAGIがいた場合、単に症状を尋ねるだけでなく、患者の表情や声のトーンから「不安がある」と察し、やさしい言葉で対応もできると見込まれています。

AI開発の依頼先探しなら リカイゼン にお任せください!

AI開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して 無料 でご紹介します。企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:00

AGIによる社会変化

AGIが活用されるようになると、暮らしや働き方が大きく変わります。単に便利になるだけでなく、仕事の進め方や社会のルールにまで影響を与える可能性があるのです。

AGIが社会にもたらす3つの変化について、具体例を交えて解説します。

業務プロセスが大幅に変わる

AGIを導入すれば、これまで人間の役割だったことを行う必要がなくなり、多くの業務の進め方が変わるでしょう。たとえば、顧客対応や事務処理、分析作業など、速く正確に安くこなせるようになる可能性があります。

AGIを前提とした働き方にシフトする

AGIが現場に入ってくることで、人間の働き方もAGIを前提としたものに変化します。従来のように同じ作業を毎日こなすのではなく、AGIとの役割の差別化を図るため、人間には新しい価値が求められるようになるでしょう。

たとえば、AGIが作成した資料をもとに会議の進行を行うことや、AGIが作成したマニュアルに沿って、心のこもった対応を行うことなどが挙げられます。

法律面が整備される

AGIの普及に伴い、従来にはなかった新しいルールづくりが必要になります。たとえば、AGIが原因で起きた事故の責任の所在は、まだ明確にされていません。AGIがつくった作品の著作権の扱いや、個人情報の管理ルールも変更になる可能性があります。

AGIは革新的なAIですが、安全かつ公平に使われるようにするためには、技術の進歩と同時にルールの整備を行うことが重要です。

AI開発の依頼先探しなら リカイゼン にお任せください!

AI開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して 無料 でご紹介します。企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:00

AGIを構成する3つの要素

AGIが人間のように考え、学び、行動するためには、複数の重要な技術が組み合わさっています。以下では、AGIを構成する3つの技術を解説します。

<AGIを構成する3つの要素>
  • 機械学習
  • 認知アーキテクチャ
  • 認知ロボティクス

それぞれを具体的に見ていきましょう。

機械学習

機械学習とは、コンピュータがデータから学ぶ力を身につける仕組みです。機械学習を行うことで、多くの情報から学習し、判断できるようになります。AGIが状況に応じて柔軟な対応ができるのは、機械学習を通してパターンを見つけることで、傾向を理解できるからです。

認知アーキテクチャ

認知アーキテクチャとは、人間の思考の仕組みをモデル化したものです。考えるための設計図のようなものと理解すると、わかりやすいかもしれません。

人間の脳は、記憶する、注意を払う、選択するといった複雑な働きを同時に行っています。AGIも同じように、複数のことを同時にこなす必要があるため、認知アーキテクチャを通じてそれを実現しています。AGIが人間のような知能を得るために、認知アーキテクチャは中心的な役割を果たしているのです。

認知ロボティクス

認知ロボティクスとは、身体を使って学ぶ力を人工知能にもたせる技術です。AGIが人間のように、実際に動きながら周りの世界を理解するために、必要になります。

たとえば、人の顔を見て会話する際に、目線をあわせて頷く動作をする場合や、物を拾って渡す際に、相手の手元にぴったりと置く場合に認知ロボティクスが活躍します。

AI開発の依頼先探しなら リカイゼン にお任せください!

AI開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して 無料 でご紹介します。企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:00

AGIの普及による懸念点

AGIの開発が進むことで、多くのメリットがもたらされる一方、さまざまな懸念点も浮上しています。とくに注目されているのが「2045年問題」です。AIが人間の知能を超えると予測されている年であり、技術が急速に進化するなかで、社会が追いつけなくなるリスクがあるとされています。ソフトバンクグループの孫正義氏も、AIの開発競争が過熱するなかで、国際的なAI規制の必要性を強く訴えています。

AGIは大きな可能性を秘めていますが、その強力さゆえに慎重な姿勢が必要です。2045年問題を見据えながら、規制と開発を両立させる取り組みが今まさに求められています。

AI開発の依頼先探しなら リカイゼン にお任せください!

AI開発実績を多数持つ会社の中から、ご要望に合う会社を厳選して 無料 でご紹介します。企画段階からのご相談も受付中!気軽に相談できるプロをご紹介いたします。

お電話でのご相談は03-6427-5422
受付時間:平日10:00~18:00

まとめ

AGIは今後、社会やビジネスの形を大きく変える可能性を秘めています。既存のAIとは異なり、人間のように柔軟に思考し、幅広い分野で活用が期待される技術です。一方で、倫理や雇用などの課題にも向き合う必要があります。AGIに関する知識を深め、備えておくことが重要です。

DX支援開発(AI、IoT、5G)依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします!

かんたん3ステップ
お急ぎの方はお電話で 03-6427-5422
※サポートデスク直通番号
受付時間:平日10:00〜18:00

DX支援開発(AI、IoT、5G)依頼先探しでこんなお悩みはありませんか?

お悩み
  • 会社の選び方がわからない
  • 何社も問い合わせるのが面倒くさい
  • そもそも依頼方法がわからない
  • 予算内で対応できる会社を見つけたい

発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします!
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください!

DX支援開発(AI、IoT、5G)
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします!

サポートデスク

まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。

この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

DX支援開発(AI、IoT、5G)の関連記事

RAG(検索拡張生成)とは?仕組みやメリット、活用例について解説

RAG(検索拡張生成)とは?仕組みやメリット、活用例について解説

AIにも多種多様な種類があるため「RAG」と聞いてもピンとこないかもしれません。そこで今回は、RAG(検索拡張生成)について、仕組みやメリット、活用例を解説します。 AIは、作業の自動化やコンテンツの自動生成など、事業課題を...

LLMとは?生成AIとの違いや仕組み、種類や活用事例について解説

LLMとは?生成AIとの違いや仕組み、種類や活用事例について解説

昨今、ChatGPTやGeminiなど、生成AIの進化が著しく「違いがわからない」「LLMってAIの一種?」など疑問に感じることもあるでしょう。そこで今回は、LLMについて、仕組みや生成AIとの違いを解説します。 LLMの種...

AIエージェントとは?生成AIとの違いや主な種類、メリット・課題を解説

AIエージェントとは?生成AIとの違いや主な種類、メリット・課題を解説

AIエージェントについて「生成AIとは何が違うのかわからない」「どの場面で活用できるのか知りたい」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。 そこで今回は、AIエージェントとは何か、生成AIとの違いや主な種類、メリット、課題...

AGI(汎用人工知能)とは?従来のAIやASIとの違い、できることや懸念点を解説

AGI(汎用人工知能)とは?従来のAIやASIとの違い、できることや懸念点を解説

AGI(汎用人工知能)について「聞いたことはあるが、具体的になにができるのかわからない」「普通のAIとの違いがわからない」といった悩みを抱えている方も多いでしょう。 そこで今回は、AGIとはなにか、AGIができることや社会変...

デジタル化とは?DXやIT化との違い、メリットや進め方を解説

デジタル化とは?DXやIT化との違い、メリットや進め方を解説

「デジタル化」という言葉を耳にする機会が増えたものの、「DX化とどう違うのかわからない」「進め方に不安がある」という悩みをもつ人も多いでしょう。そこで今回は、そのような悩みを抱える人に向けて、デジタル化の基本から実践的な進め...

記事を探す

キーワードで探す

カテゴリーで探す