外国人観光客からの認知度は一定程度確保できている一方で、日本人顧客からの認知が不足しており、レストランや宿泊施設への送客を促進するための有効なマーケティング戦略が必要だった。

▼成果
フォロワー数　8万人→9.5万人
エンゲージメント数　1,520件→2,270件

▼経緯
・初回利用に対してはハードルが高い傾向が見られるものの、一度体験した顧客にとっては再訪の心理的ハードルが低く、リピーターとしての利用が期待できることが明らかとなった。
・高単価のホテルほど、有益性の高いコンテンツより、共感性の高いコンテンツのほうが好まれることが分かった。
・他のラグジュアリーホテルとの差別化を図るためには、ブランドの世界観や魅力を的確に伝える、高品質で洗練されたクリエイティブ制作が不可欠である。
・「疑似的な体験」というキーワードを軸に、ユーザーが投稿を見るだけでまるでホテルを訪れたかのような感覚を得られるよう、視覚的な魅力や空間の雰囲気が伝わるコンテンツ発信を進めていく方針が決定された。
・疑似的な体験を提供する施策として、リール動画に注力。レストランに入店してから食事をするまでの一連の流れを、高い映像品質で表現することで、視聴者に高級感を伝えると同時に、リアルな体験への共感を生み出すコンテンツを実現した。
・レストラン利用や宿泊を賞品としたキャンペーンを実施し、「体験」を軸とした訴求により、実際の利用を後押しする導線を構築。これにより、ユーザーの参加意欲を高めるとともに、ホテルの魅力をより身近に感じてもらう機会を創出した。