
株式会社JQIT
学校法人向け いじめ対応支援AIシステム
教育
1,000,000円~2,000,000円
■ 背景と課題
いじめへの対応手順は、文部科学省の「いじめ防止対策推進法」および
「いじめの防止等のための基本的な方針」で定められており、内容は公開されています。
しかし現場では次の課題がありました。
・ガイドラインが複雑で、教員によって習熟度にばらつきがある
→ 対応の抜け・漏れが生じ、法的リスクにつながる
・経験の浅い教員は、次に何をすべきか判断できず初動が遅れる
・案件の記録が紙やExcelに散在し、一元管理できていない
・管理職が全案件の進捗を把握するための工数が大きい
・重大事態の報告書作成に1件あたり2〜3時間かかっている
つまり「基準は公開されているのに、その通りに運用されているかを誰も確認できない」
という状態でした。
■ 解決アプローチ
案件を一元管理したうえで、ガイドラインに沿った対応ができているかを
AIが分析・サポートするシステムを構築しました。
・対応フローの7ステップ化
発見から解消までを7段階で定義し、進捗に応じて自動遷移。
いま何をすべきかが常に画面上に表示される状態にしました。
・ガイドライン準拠のアクション提案(RAG)
文科省の基本方針を検索対象としたRAGを構築し、
案件の状況に応じた次のアクションを、根拠となる記載とともに提示します。
・ヒアリングの不足情報の自動検出
記録内容を分析し、ガイドライン上必要な確認事項の抜けを指摘します。
・音声からの記録作成
聞き取りの録音をアップロードすると、文字起こしと話者分離を自動実行。
手書き・転記の負担をなくしました。
・報告書の自動生成
案件サマリーのWord出力に加え、重大事態帳票(都様式・国様式)に対応。
・管理職向けダッシュボード
全案件の進捗を一覧で把握できるようにし、状況確認の工数を削減しました。
■ このプロジェクトで重視したこと
公開されているガイドラインを「読める形」にするのではなく、
「その通りに動けているかを検証できる形」にすることを目的としました。
経験に依存していた対応品質を、システムとAIで均一化するアプローチです。

