社内のパソコンを一括管理したいと思ったらActive Directory

社内のパソコンを一括管理したいと思ったらActive Directory

レジストリ（Registry）

　一般的にパソコンの設定を変更する際には、レジストリを書き換えることまでせずに、管理ツールやコントロール・パネル、またはアプリケーションソフトの設定メニューといったところから変更を行うことが基本となっています。しかし、同時に社内の複数のパソコン設定などの際には、いちいちひとつずつ設定をし直すというのはとても時間がかかる作業です。

Active Directory

　このような場合によく使用されるのが、Active Directoryのグループ・ポリシーです。グループ・ポリシーとは、部署やあるいはドメインごとにグループ・ポリシーを作成することで、そのグループごとの全てのパソコンに対して、自動的に共通の設定を適用できる優れ物です。 しかし、ワークグループ構成のコンピュータや、グループ・ポリシー非対応のアプリケーションが対象だと、このグループ・ポリシーは上手に働くことができません。

レジストリ設置

　こうした状況で活躍するのがこのレジストリの設定です。レジストリごと設定の変更を行うことで、組織内のパソコンの設定を統一させることができます。レジストリの設定を変更する際にも、「.regファイル」を作成してレジストリに読み込ませる方法や、リモート・レジストリを使って管理者から接続してレジストリを変更するなど、いくつか方法があるので、会社やその状況に合った方法を選ぶ必要があります。