システム開発の海外委託の概要とその成功事例

システム開発の海外委託の概要とその成功事例

オフショア開発

システムなどのソフトウェア開発を海外のソフトウェアベンダや子会社に委託して、代わりに業務を行ってもらうことを「オフショア開発」といいます。

海外委託

このオフショア開発は、もともとシステム開発コストの上昇を嫌っていたアメリカ企業が、インドのソフトウェアベンダに業務を委託したのが始まりとされています。現代では、日本の多くの企業でも取り入れられており、すでに3000社以上の企業が中国を中心にソフトウェア開発事業を委託しているといわれています。

海外委託のメリット

このシステム開発の海外委託には、どのようなメリットがあるのでしょうか。まず先に述べたように、コストの削減が大きい目的として挙げられます。賃金の比較的安いアジア・東南アジア、インド圏では、技術レベルが国内と同等であれば、当然、何％かのコスト削減が見込めます。10年以上前から大連を中心にオフショア開発を続けているカーオーディオメーカー「アルパイン」は、、製品の設計コストにおいて、日本国内で設計した場合を100とすると、中国においては30～40程度に削減できているという成功事例があります。

まとめ

とはいえ、この海外委託は、言葉や習慣の違いゆえに、最初の数年間はコスト削減にまで至らず、苦戦を強いられるようです。