ARTICLES 有限会社ゲイルの記事一覧

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理念が同じ人の見分けかた 〜ネーミングとCIのもうひとつの役割

何かを一緒にする人、特に会社経営における共同経営や上司と部下の関係だと、理念が同じ、志が同じ、できれば美学・哲学レベルでも共有できる人がいてほしいなと思います。それが一発でわかる方法があります。もう何度も体験しているので、確信を持って言えますが、新しいことを始めるときに、ネーミングやロゴを一緒に選ぶことなんです。このプロセスで、あなたは一発で同志を発見できます。では、具体的になにが起きるのか。私はネーミングを行う前に、その主体となる人に結構なインタビューを実施します。共同経営などだと二人にインタビューします。人によって1時間で終わることもあれば、2日、3日かけることもあります。私が探しているのは、その人自身の「本来性」みたいなものだと思います。なぜその事業が生まれたのか。なぜ、そのサービスを行うのか。それをその人の内から発するものでとらえる。まだコトが始まる前だからこそ、できることでもあります。コトが始まってからだと現実や結果に即して考えてしまうから。そうして生まれたネーミングをチームで選ばれるとき、100%の確率で核メンバーは同じネームとロゴを選択されます。気心の知れた協力会社や、チームメンバーを集めて、一緒にワイワイ賑やかに選ばれることもあるのですが、間違いなく核メンバーだけは同じものを選択されます。だから、新規事業や新製品を世に出す際に、名前をつけるというのはとても大切なプロセスです。「名前は自分でつけなきゃ」と思っている方もおられますが、それは違う、と私は思います。自分で名前をつける、という行為は願いや志を独占するものだと思うのです。自分でつけても人につけてもらっても、どちらも世に出ますし、ものがよければヒットもします。ではなにが違うのかといえば、事業を共にするプロセスが違ってきます。「社長がつけた名前」だと、結局、社長主導の事業や製品。周りは従ってくれる人。「一緒に選んだ名前」だと、情動レベルで理念を共有し共働する人たちと取り組める。同じ名前を選んだ、と分かった時の同志の表情は忘れがたい目に見える瞬間です。その瞬間、とても晴れ晴れして嬉しそうな表情を互いに見せてくれます。ネーミングやロゴを選ばれるとき、ぜひ「選択」を共働する、というプロセスを入れてください。

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経営者が必要とすべきはクリエイター 〜理念を世の中に出す時代へ

企業の成長が鈍化したとき、見直すべきは理念のありか 画期的な製品開発を打ち上げて、売上アップ。 トップセールスで攻めまくって、急成長。 生産管理を徹底して、利益増大。 そんな企業もある時点で売上はこれ以上上がらず、利益も横ばい。 つちかった自己資本を食いつぶしながら、次の花火も上がらず。 なんとなく成長体験が尾を引いて、社内に切迫感は無し。   数多くの企業の歴史が経験し、今もなお繰り返されている事実です。   そうなる前に、やるべきことはひとつです。 そろそろ自社の理念を発信しましょう。   理念は経営者が必死で掘り下げた志であり、哲学です。 失敗を受け取り直し、悩み、考え、感謝する中からそれは生まれています。 その理念の結晶が商品でありサービスなのですから、 自前の理念を言葉にし、発信することが大切です。   歴史のある企業なら、それが社風になり、自然と受け継がれて社員に浸透しています。 創業浅い企業なら、経営者が繰り返し語り、折に触れて行動にうつすことで社員に伝わっていきます。   今年、「100年企業の倒産が過去最高」との統計データが発表されました。 日本は世界一の長寿企業国です。その日本にも潮目の時がきています。   今この時代だからこそ、理念を問い直してほしいのです。 創業者の理念とは、社員や仲間が共有している思いとは。   あなたの企業があることで、どんないいことがありますか? 理念を言葉にし共有するにはクリエイティブが必要 理念を言葉にし、そして共感・共鳴させるには、クリエイターの力が必要です。 あえて、ぜひ、クリエイターの力を活用してください。 経営者や社員の思いを発見してくれるインタビュアーを見つけ、 それを見える化してくれる感性の合うデザイナーを見つけることで、 社風・事業・製品のイノベーションにズバッと一貫した世界観とスタイルが生まれます。 しかし、それらのクリエイターを見つけるのは至難。 それはそうです。インタビュアーはどこにいるのか、デザイナーは誰がいいのか。 実際、会って、話してみるまで、本当に自社にあうのかどうかもわかりません。 最も大切なところで出会うべき人と人が出会う場所がないのです。 これは悲劇です。 経営者に寄り添えるクリエイターを見つけるために 企業に必要なのは、最適なクリエイターと出会わせてくれるクリエイターだと思います。 いま自社に必要なのは、どんなクリエイターなのか。 それがわかるのはクリエイター自身だと思うんです。 企業が変われば社会が変わり、国が変わります。 なぜその技術を磨くのか、なぜその製品を世に送り出すのかという思いを言葉にし、まずは発信することが大事です。 実は、日本人はPR下手って言われますが、数多くの経営者と話して来た経験から、 思いは世界一持っているんじゃないかと私は確信しているのです。   企業はクリエイターを使いこなして、自社の理念を発見し掲げることが必要です。 理念があるからテーマが生まれ、事業が生まれます。 理念があるから、そこに向かって社風が生まれ、人が集まります。 そしてクリエイターは経営者に学び、経営者になっていくことが求められます。 経営者とは「自分を生き、自分を活かす人」、そして「相手を活かすことができる人」です。 企業経営における技術的な知識以上に、哲学を持ち、理念を持っている人です。 それはまさに、クリエイターそのものだと思うのです。

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周年事業をマイルストーンにするには 〜周年誌・周年映像から周年記念パーティーまで

会社の生存率が低いのはなぜ!?先日、一代で400億近い売上の小売業を成功させた経営者から、こんなお話をお聞きしました。「企業が長続きしないのは、1発目のロケットだけで行こうとするから」時代は変わり、生活者の思考、場所のメリット、物流、商品、あらゆるものが変わります。だから、第2第3のロケットがあげられなければ、企業は衰退してしまう。会社を経営する自分自身が、思わず過去を振り返って考えてしまう言葉でした。これまでいろいろな企業経営者の方々のお手伝いをしてきましたが、成長されている企業の経営者の方々は、本物のクリエイターだなと思います。大事にしていることがあり、時代を見る目が確かで、人を見る深い目を持っている。そんな経営者の会社が、変わらず変わり続けて「生存」し続けていっています。大事にしていることは目に見えないなかでも一番大切なのが、自分・自社が「大事にしていること」です。でも、これは目に見えません。その目に見えないものを、浮かび上がらせるのが、周年事業です。周年は「感謝」だと言われますが、その「感謝」の中身は、創業者から後の代々までが「大事にしていること」を変えずにいたことへの感謝であり、その「大事にしていること」を支えてくれた人たちへの感謝にほかなりません。天変地異から業界不振、自社の中の様々なトラブルなど、大変なことはたくさんあったけれど、「会社」というカタチがここまで存続できたことへの感謝ではなく、「念い」を存続させてもらえたことへの感謝が、一番大事だなあと感じるのです。だから、周年はその「念い」を従業員が知って、自分ごとにできる大切な機会なのだと思います。社史や周年映像であぶり出すのは「念い」私たちが大事にしているのは、何があったのか、どうなったのか以上に、そのとき、何を思ったのか、なぜそうしたのか歴史を綴りながらも、選択と決断の裏にあること、出来事の裏にある気づきをあぶり出すことを取材やインタビューの中で重視しています。デザインにしたり、映像にしたりするときも、それらが感じられることを願って企画し製作します。歴史は単なる出来事の羅列ではなく、なぜそう考えたのか、なぜそう選択したのか、その奥にある「念い」がつくりあげています。「念い」がないと、どうしたら利があるか、どうすれば上手くいくかという手法の歴史に終わります。手法は、その時にしか通用しませんが、念いは、いつの時代でも通用します。念いが手法を生み出したり、応援を呼んだり、時には神風を吹かすことを私たちは感じています。そして、つくる過程で、できるだけ後継者や幹部、社員さんたちと共有することが大切です。社史や周年映像を見る人が、当時の空気をリアルに感じて共有でき、「念い」と営みを重ねて、感じられることが大切だと思っています。念いを道にしたのが「理念」念いを道にしたのが「理念」と言われるものです。言葉になっている企業もあれば、言葉はないけれど共通感覚として持っておられる企業もあります。確かな「理念」を紡ぎ、繋いでいる企業は、いざという苦境に本当に強い。同時に苦境において真価を発揮し、変化します。変化は新事業というロケットにつながります。これは歴史を追っていく中で、私たちが学んだ法則でもあります。だから、周年事業は自社の理念を、皆で確認することでマイルストーンになりえるのだと思います。すばらしい周年事業にするために歴史の中の人々の念い、あゆみを形に残すとともに、周年祝賀会が催されます。多くの周年祝賀会を監修やスタッフとして、また宴席をいただきながら拝見する機会があります。ある会社の祝賀会では、半年にわたって製作した周年映像が上映されました。出し物が続き、賑やかな宴の最後に皆が、そして私自身が感じていたのは「この会社が存在してくれて、ありがとう」という気持ちでした。来賓で呼ばれた人も、従業員も、家族も、皆が「ありがとう」と心から言っていたのです。周年は、会社が皆に「感謝」を表すだけでなく、社会がその会社に「感謝」する機会になれる。「ありがとう」が響き合う空間の中で、私はその会社の未来を感じました。そして心から「感謝」しました。どんな企業にも周年を紡いできた理由があります。それは、「大事にしてきたこと」「念い」の中にあります。目に見えないからこそ、歴史を振り返り、先人たちに教えを請う。そうすれば、きっと紡がれてきた「念い」が、未来をしっかりとひらいてくれるのです。そんな周年事業をこれからも、増やしていきたいと心から思っています。

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文章を書くのが苦手な人へ ー小学生でも書ける感動文章5ポイント

「僕、はじめて読書感想文が書けたよ」小学校4年生の男の子は、お母さんいわく「いままで3行しか書けたことがなかった」大の読書感想文嫌い。原稿用紙を前にして、頭をかかえ、最初の一文字が5分たっても、10分たっても書き出せない。他の子が20分ぐらいで提出し始めると、もう頭の中はパニック。作文嫌い、国語嫌い、嫌だ、もう書きたくない。そんな気持ちになってしまうことは、容易に想像できます。そうなると大人になっても「私は文章を書くのが苦手です」というレッテルを自分で自分に貼ってしまいます。ああ、夏の宿題「読書感想文」って罪つくりだな。そんな思いで、「読書感想文」を書く前に、まずは「本を感じてもらおう」という文章教室をひらきました。参加した小学生20人は、みんな最後に「楽しかった!」と叫び、実際の文章も本当に笑いあり、感動ありの素晴らしい作品群で、子どもたちのポテンシャルの高さに驚かされました。私自身、小学生の頃、読書感想文を書くのが大の苦手でした。それどころか作文の時間が苦痛でしかありませんでした。頑張って「日記」をつけていたときもありますが、どうにも楽しくありません。ところが、高校生1年生のとき。先生が出したある「お題」が転換点になりました。お題そのものは忘れましたが、そのときの思考の流れはよく覚えています。原稿用紙にしてわずか200文字ぐらいでしたが、私は書くことがそのとき初めて、面白い!と感じました。そして、「いつか記者になりたい」と思い始めるようになり、実際、雑誌記者になって、その後、クリエイティブ業界に入っていきました。なぜ子どもたちは読書感想文を書いて歓声をあげたのか、なぜ私が「文章を書くことが面白い」と感じたのか。それは、「自分を見つけた」「自分が変わった」「少し成長した」と感じたからだと思います。ネットを検索すれば「読書感想文の宿題代行します」というサイトが出てきます。500円とか1,000円も払えば子どもたちに代わって書いてくれる。甘い誘惑です。でも、なんのために「読書感想文を書く」のでしょうか。その目的を自分なりに、子どもの場合は保護者も一緒に考えてみてください。子どもたちの時間も、親のお金も無駄にせず、素晴らしい気づきを得る道はあると思っています。では、文章を書くのが苦手な方に向けて、「本を感じる文章教室」=ホンカン、のレクチャーをもとに、感動文章を書く5つのポイントをお伝えしたいと思います。1 うたがう読書感想文の場合、本を選ぶ時点でまず「興味を持つ」から入ります。そして何に興味を持ったかが、感想文の入り口になり、「ここがよかった」「この言葉に感動した」「主人公の誰それの行動に見習いたい」と続きます。ただし、感想文のハイライトは、「よかった〜」という部分ではなく、「どうして?」「なぜ?」の部分にあらわれます。「なぜ宮沢賢治は『デクノボーと呼ばれたい』などと言うのか」「良いことをしたいケンジは素晴らしいけど、わざわざ『デクノボー』と呼ばれたいなんておかしい」。「そもそも『デクノボー』とは何か」「身の回りにそんな人はいるだろうか。もしかしたら、その人は素晴らしい人なのではないだろうか」。ここで自分のココロに問いかけて、自分の思考を「編集」してみます。いろんな経験や記憶をまさぐり、合わせたり、重ねたり、比較したりして問い続けます。「うたがう」は、書くことの原動力になります。「なぜ?」、そこからあなたの思考の物語を書き始めてください。2 書き留める普段から、いろんなことを「書き留める」クセを身につけておきましょう。本を読んで気づいたことがあったら余白にメモする。誰かが話していたことでハッとしたこと、何かを見ていて気づいたこと、自分の心の動きを観察する力を養っておきます。「どうして?」「なぜ?」の体験や経験を深く掘ってみて、価値にしていくのです。記憶力のいい人は、「人に話す」ことで脳の中に書き留めます。これもOK。でも、記憶力に自身のない私のような人たちは、ぜひとも「書き留める」方をおすすめします。ココロに問いかけて浮かんだことを「言葉化」していくことで語彙を増やし、自分がどう感じて、どう考える人なのかということを知ることができます。そしてこのメモは「何か書かねば」というときのお題になります。あなただけのメモは、そのときどこにいて、何があって、どういう思考の旅をしたのかを思い出させてくれます。3 あらすじを書く上記1や2は、文章のテーマ(主題)とコンテクスト(文脈)づくりに欠かせません。しかし、「いやいや、まずは1も2も見つけられ無いよ」という方も多いでしょう。そんな方にオススメなのが、あらすじを書くことです。使う方法は「5W1H」。例えばプレゼン用の文章なら、「誰が(お客様が)、いつ、どこで、ナニを、どんなふうにしてほしいと思って、こうしました」。これで十分、あらすじがわかります。ただしプレゼンはまだしないでください。次にしなければならないのは、このあらすじに、疑いを持ってみることです。「誰が」ってもっと具体的には?そもそもどうしてその人なの? とか。あらすじにどんどん問いを立て、思ったことを書き留めて行くと、プレゼン内容に深みが出てきます。全部、実は自分のココロの中にあったことばかり。もし、答えが見つからなければプレゼンが浅い!と突き返されるものになるので、再度プレゼンしたいことそのものを見直しましょう。4 みらいを描く今回は「感動文章」なので、あえてこの項目を付け加えます。文章の最後を、「こうしたい」「こうなりたい」という方向性にしてみるのです。ときに宣言、ときに誰かへのメッセージ。でも、そこに出てくるのは書き手と刺激をくれた疑問や何かのテーマとの間に生まれた「良心」であり「志」です。この「良心」であり「志」であるものは、あなたにしか書けないにもかかわらず、多くの人と分かち合えるものになっているはずです。あなたのファンを増やすのが「感動文章」。疑問を持ち、深く考えて気づいた書き留めから生まれた、みらいへのメッセージ。社長挨拶文や、スピーチ文などにおすすめです。5 音読する最後に、小さい声でも大きな声でもいいですが、音読するように読んでみてください。文章を客観視してみるのです。確認するのは、まず文章のリズム。「です」「です」と繰り返す文章になっているなら、体現止めを入れたり、語尾を変えて気持ちのいいリズムに。主語がうまく述語につながっているでしょうか。「何が言いたいのかなあ」という文章には、主語と述語がつながっていないものが多く見受けられます。一文が長すぎたりして息が切れるようなら、読み手も辛いです。読んでいて「感じが悪いなあ」と思ったら、押し付けがましさや上から目線がないか、読み手の立場に立って、いらない言葉を削ったり、「てにをは」を変えてみてください。よくある言い回しや、変に難しい言葉が出てきて「自分らしくないな」と感じませんか。あとは、誤字・脱字・重複する言葉などをなくして、すんなり読めるようになったら完成です!私自身、上司に原稿を真っ赤にされたり、捨てられたりして、文章と格闘してきました。いまでも、SNSのコメント一つ書くのに慎重で、実はもっといろんなことを思い、感じて文章を書いているのだと思います。文章には、生き方が現れると思います。自分は何に興味を持って響いて、なぜそう思ったのか、そしてどうしたいのか、どうありたいのか。考え続けていければと思います。

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