売れるパッケージには秘密がある

売れるパッケージには秘密がある

パッケージデザインの秘訣

「パッと見てすぐに効果が理解できる、分かりやすいパッケージの商品が売れている」実際の店員が発する言葉には、嘘はありません。マーケティング担当者がいくら頭をひねっても、現場のお客さんの反応は正確です。売れるパッケージとは、視覚的な表現が分かりやすかったり、ネーミングが商品特性を端的に表したものであったりするそうです。

パッケージデザインのポイント【目につくスピード】

その店員のいる店は、立地上、忙しく移動するお客さんが多く、じっくり探すよりパッと目に付いたものを買う傾向があるそうで、「目につくスピードの速さ」が店頭での売れ行きを左右していると言います。商品のジャンル、購買層によっても変わってくることでしょうが、このように「目につくスピード」がパッケージデザインに求められていることは、たいていの商品に共通である事柄なのではないでしょうか。

パッケージデザインのポイント【POPのキャッチコピー】

パッケージの表面に施されたPOPのキャッチフレーズがどのようなものであるかは、商品の売れ行きにかなり影響するようです。また、売れるパッケージの傾向として「持っていてキレイ、かわいい、カッコイイもの」という要素もあるそうです。多少価格が高くても、パッケージが良ければお客さんは買うのです。

パッケージデザインのポイント【まとめ】

このことから、、売れる商品とは、「わかりやすさ」「目に付くスピード」などの論理的解釈と、「美しさ」「かわいらしさ」「カッコよさ」等の情緒的解釈の、二つの方向性があることが分かります。また、豊富な商品知識を持つ消費者に対しては、さらに、どんなプラスアルファがあるのかが明確に表現されていることが求められます。消費者にとってみれば、その商品を手に取るための、もう一言が欲しいのです。売れるパッケージには、その「もう一言」があるというのもポイントです。その一言を明確に、言葉やビジュアルに表現できた商品が、店頭での競争に勝ち抜いているそうなのです。