システム再構築を行う際の２つの手法とそれぞれのメリット

システム再構築を行う際の２つの手法とそれぞれのメリット

システムの劣化・再構築

　コンピュータというものは、電子回路などで構成されているわけですが、当然のことながらソフトがないと動くことが出来ないのです。 それをシステムといいます。コンピュータシステムを作る人をプログラマと呼びます。一度作ったからといって永久に使えるわけではないので、 機械が劣化するようにシステムも色々と不具合が出てくることがあります。そんなときはコンピュータシステム再構築をする必要があります。

既存のシステムに手を加える

　システム再構築の手法は簡単に言えば二つあります。 一つ目は既存のシステムに少々手を加える、と言う手です。しっかりと根幹を理解しておけば、それほど難しいことではありませんし、時間的にも素早く行うことができます。

ほぼ一から再構築する

　もう一つは、ほぼ一からコンピュータシステム再構築を行うのですが、言うまでもなく、この手法は非常に時間が掛かります。 しかし、メリットもたくさんあります。その一つが原因不明の不具合が出た場合、手っ取り早く直すことができるからです。 実はコンピュータシステムの不具合と言うのは意外と原因が分からないことが多いのです。ですからいっそ、ほぼ一から作り直す、と言う手法はかなり有効的な方法なのです。あくまでほぼ一から、と言うことであり、全部ではないですし、システム全体の設計思想はしっかりと残っているわけですから、当然のことながらまっさらな状態から作るより遥かに早く作ることができますが、手法しては前者のほうがやはり早いです。