BUSINESS TIPS発注担当者の方へ、発注成功の為のお役立ち情報

いまさら聞けないeスポーツとは?基本知識と、日本と海外の違い

目次

いまさら聞けないeスポーツとは?基本知識と、日本と海外の違い

eスポーツとは

eスポーツとは、electronic Sportsの略称になります。ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称になります。電子機器を使う娯楽や競技、スポートなどを示します。

eスポーツの歴史を少し振り返ります。

1972年にアメリカのスタンフォード大学で大会が行われたのが、eスポーツの始まりと言われています。
1990年代後半から、PCの普及が進んだこともあり、PCゲームのプレイヤーも増加し、大会やイベントの数も増加しました。
2000年には、韓国やドイツでeスポーツの団体が発足されたことで、世界中の企業や公的機関が「eスポーツ」に秘められた「興行」としての可能性に注目し始めます。eスポーツは、コンピュータゲームの歴史と重なるように大きくなっています。
まだ、eスポーツというワード自体がなかった頃から歳月をかけて成長してきました。

海外のeスポーツ競技会場は大規模になると、1万人を超える観客で埋め尽くされます。
選手の一挙手一投足に熱狂し、その様子はプロスポーツ大会のように捉えられています。

そして、2024年に予定されているパリオリンピック・パラリンピックの新種目として、eスポーツの採用が検討されています。
ただし、一部ゲームの暴力性や利権の問題などが絡んでいるので、採用までにはクリアしなければいけない課題があります。
将来的にはオリンピックの種目入りは十分に考えられる立ち位置にあります。

オリンピックに先駆けて、2022年に杭州では英式なメダル種目として採用されることが決定しています。

eスポーツの市場規模

市場的に毎年、拡大を続けています。オランダの調査会社NewZooによると、2019年は世界全体で1200億円に達すると発表されています。そして2022年にはおおよそ2000億円に達するとされています。

参照:Newzoo Global Esports Market Report 2019 | Light Version | Newzoo

eスポーツの種目と大会

スポーツでは、テニスやサッカー、陸上競技など様々な種目があります。
eスポーツにもいくつかの種目に分類することができます。

ジャンル概要
FPS・TPS 戦争をテーマとしたシューティングゲーム。2003年の第一昨シリーズ以来、絶大な人気を誇るシリーズ「Call of Duty」など。
CCG・TCG デジタルのカードゲーム。日本国内で盛り上がりを見せている。「Hearthstone」など。
RTS 1:1で戦略、戦術を競い合うゲーム。このジャンルのタイトルで大きな存在感を示しているのが、「StarCraft Ⅱ」。
MOBA 4、5人のチーム戦で戦略やプレイングするゲーム。世界でもっともプレイヤー人口が多いとされる「League of Legends」。
格闘 日本人が最も活躍している一人で一人のキャラクターを操作するゲーム。ストリーファイターなど。
スポーツ リアルなスポーツをビデオゲームにしたもの。FIFA、実況パワフルプロ野球など。
パズル ぷよぷよ、テトリスなど、誰でも楽しめるゲームをeスポーツ化。


eスポーツのジャンルで世界的に最も盛り上がっているのは、「MOBA」になります。
このジャンルの主要タイトルで、League of Legends(LOL)がありますが、世界全体のプレー人口は約9,000万人に登ります。
2018年の世界大会における優勝賞金は、約7億2,000万円、賞金総額は約20億円になります。

お電話でのご相談は 03-6427-5422
受付時間:平日10:00〜18:30

国内外のeスポーツのさまざまな動き

海外のeスポーツ特色

・韓国
韓国では、2000年前後にPCゲームブームが巻き起こりました。そして官民の後押しがあったことでeスポーツが早期に発展しました。
結果、eスポーツ文化が根付くことができました。
また、「eスポーツを観戦して楽しむ」という意識も広く浸透しているのが特徴です。
・中国
韓国と並ぶ形で中国は、eスポーツ産業を牽引しています。
中国では、ゲームを展開している大手IT企業の影響力が強いようです。
・アメリカ
アメリカでは、eスポーツゲームを開発する企業や出版社などが数多くあり、またそれぞれの組織が主体的にeスポーツイベントを企画、開催しています。
・欧州
2000年に、eスポーツ工業企業「ESL」社がドイツで発足されました。すでに20年近くの歴史があります。
欧州らしく、プロサッカークラブがプロゲーミングチームを保有していたりもします。そしてサッカーゲームの競技シーンも広がりを見せつつあるのです。
また、欧州ではレーシングゲームも、実際のF1チームがeスポーツに参戦するなど、幅広く存在感を放っています。
・東南アジア
格闘系ゲームの大会開催地に、頻繁に選ばれるのが東南アジアです。ストリートファイターや鉄拳などの格闘ゲームに対しての支持が厚いです。

異業種からのeスポーツへの参入

eスポーツチームのスポンサーのメインは、PCメーカーや周辺機器メーカー、動画配信サイトなどです。
そういった中で通信会社であるKDDIが参入しました。その後、レオパレス21、イオン、日本テレビなど異業種からの参入が続いています。

各業界が参入する理由は、若年層への発信力の高さにあります。
スマホを使ったタイトルも多く、そのプレイヤーは10〜20代の若年層が多いことはわかっています。スポンサー各社は、若年層に対してeスポーツを通してアプローチするのが狙いです。

リアルスポーツのeスポーツ化

欧州であるように日本でもリアルスポーツのeスポーツ化を推進しています。
Jリーグが、サッカーゲームを用いたeスポーツ大会を開催したり、日本野球機構(NPB)が、パワプロ・プロリーグを開催したりしています。

お電話でのご相談は 03-6427-5422
受付時間:平日10:00〜18:30

日本のeスポーツの懸念事項

日本でのeスポーツ市場の懸念事項について説明します。

総務省が公開している「eスポーツ産業に関する調査報告書」によると、日本国内における2017年度の市場規模は5億円に達していません。
ユーザ数は約158万人です。
全世界規模が約700億円、視聴ユーザが3億4000万人となっており、日本市場とは規模感が全く違います。

日本において市場を拡大させるには、ユーザ数を増やすことはもちろんのことですが、どのような取り組みをすることでユーザがお金を使うのか?ということを同時に考える必要があります。

日本人でゲームを親しんでいる人たちは、その多くがスマホのアプリゲームです。
例えば、リアルクレーンゲームでは、業界トップ企業で売り上げが100億円に達しています。
そのように考えると、eスポーツ市場の5億円に満たない数字は、とても小規模なのです。

世界の潮流に乗るための日本におけるeスポーツの発展は、eスポーツの魅力を伝えることはもちろん、高額賞金に関しての法整備をしていく必要があります。

参照:eスポーツ産業に関する調査研究 報告書 | 総務省情報流通行政局情報流通振興課

まとめ

ここまで、eスポーツについての基本知識、海外と日本の違いについて解説してきましたが、いかがでしょうか。
紹介したように、日本でのeスポーツ市場はまだ規模が小さいです。
ユーザ数の増加はもちろん、プロモーション等を含めた認知を広げる必要があります。
ただ、オリンピック種目への採用が決まると、今まで気づいていなかった人たちが参入してくる可能性を秘めているのも事実です。

もし、eスポーツのゲーム開発の依頼先をお探しでしたら、BtoBビジネスマッチング業界にて10年以上の実績を持つリカイゼンが、完全無料で相談に応じることができます。

予算が決まっていない相談ベースから、見積り依頼、比較、発注先選定に至るまで、完全無料で対応させていただくことができます。
もしゲーム開発について少しでもわからないことがあれば、一度お問い合わせ相談をいただければと思います。

複数社から見積り・実績の取得を行うことで、依頼したい会社が選定しやすくなります。
無料で見積り・実績の取得、専任スタッフによりヒアリング~選定のサポートをさせていただきます。ご気軽にリカイゼンにご相談下さい。

お電話でのご相談は 03-6427-5422
受付時間:平日10:00〜18:30

ソフトウェア・業務システム開発依頼先探しなら、
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社をご紹介いたします!

かんたん3ステップ
お急ぎの方はお電話で 03-6427-5422
※サポートデスク直通番号
受付時間:平日10:00〜18:00

ソフトウェア・業務システム開発依頼先探しでこんなお悩みはありませんか?

お悩み
  • 会社の選び方がわからない
  • 何社も問い合わせるのが面倒くさい
  • そもそも依頼方法がわからない
  • 予算内で対応できる会社を見つけたい

発注サポート経験豊富な専任スタッフが
あなたのご要望をお聞きし、最適な会社をご紹介いたします!
ご相談から会社のご紹介まで全て無料でご利用いただけます。
お気軽にご相談ください!

ソフトウェア・業務システム開発
依頼先探しなら
リカイゼンにおまかせください!

相談するだけ!プロがあなたにぴったりの会社を無料でご紹介いたします!

サポートデスク

まずはご質問・ご相談なども歓迎!
お気軽にご連絡ください。

この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

ソフトウェア・業務システム開発の関連記事

【RPA開発|初心者の方向け】シナリオ作成から失敗回避のポイント、導入支援まで

【RPA開発|初心者の方向け】シナリオ作成から失敗回避のポイント、導入支援まで

単純な業務の自動化に非常に有効なRPAですが、RPAツールの機能向上や生成系AIとの連携により、さらに複雑な業務の自動化にも効果的になってきました。 しかし、いざRPAツールを導入し...

ソフトウェア開発の制作工程とは?各工程の目的や役割を解説

ソフトウェア開発の制作工程とは?各工程の目的や役割を解説

 ソフトウェアの開発には、基本的な制作工程が存在します。決められた手順に沿って進めることで、高品質なソフトウェア開発が可能になります。しかし、この制作工程について、一般の方は知らないことが多いのではないでしょうか。...

【発注初心者向け】システム開発の失敗リスクを減らす発注ガイド

【発注初心者向け】システム開発の失敗リスクを減らす発注ガイド

初めてシステム開発を行うを行うときに知っておきたい記事コンテンツをまとめました。 ぜひ、こちらを参考にしていただき、失敗リスクを最小限に、システム開発を進めていただければと思います! ...

システム開発におけるドキュメントの目的とは?種類や改定タイミングなどについて徹底解説!

システム開発におけるドキュメントの目的とは?種類や改定タイミングなどについて徹底解説!

システム開発を外注先に依頼するとプログラムが納品され、開発過程で作成されたドキュメント類も一緒に納品されることがあります。このドキュメントがなんのために存在するのかと疑問に感じたことはありませんか。 ドキュメ...

【IT用語】システムのリプレースとは?4種類ある方式の特徴、成功事例を解説

【IT用語】システムのリプレースとは?4種類ある方式の特徴、成功事例を解説

業務システムなどを長く使い続けていると、パフォーマンスが落ちて使い勝手が悪くなっていきます。しかし、システムを新しいものに変えたくても業務を止められない、システムを変えると弊害が起きるかもしれないなど、変更をためらうケースは...

記事を探す

キーワードで探す

カテゴリーで探す