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【サーバ構築】失敗しない外注方法と費用の考え方

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【サーバ構築】失敗しない外注方法と費用の考え方

自社のWEBサイトや管理システムなど、企業にとってシステムは切っても切れないとても重要な位置を占めるものです。
それらシステムはサーバに搭載しているので、24時間サーバ管理をしなければなりません。ひと昔前までは、オンプレミス型のサーバが主流でしたが、ここ数年はクラウドサーバを使うことが主流となっています。自社内でサーバを購入して管理するよりも、クラウドサーバは随分とコスト安でレンタルできるようになりました。 また、クラウドサーバ側の設定で、アクセスが集中するときにはサーバを強化し、アクセスが落ち着いているときはサーバを最小限に抑えるというようなことも可能です。 ここでは、サーバ構築を外注するにあたり失敗しないためのポイント、そして構築費用の考え方について説明します。

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目次

1. 失敗しないために、サーバ構築方法を知る

サーバ構築は、非常に専門的知識と専門用語でのやり取りが多い分野です。どうしてもサーバ構築会社へ任せっきりになりがちですが、外注する前に、サーバ構築に関して知っておいて損のないポイントを説明します。

① サーバを知る

サーバは、WEBサーバやメールサーバなどのソフトウェアが入ったパソコンであると捉えてもらって間違いありません。サーバは、ソフトウエアを格納する倉庫に当たるハードを表すものと、WEBサーバなどのソフトウェアを表すものの2種類あります。

② サーバの種類

一般的にサーバを構築するというと、ハードウェアの方のサーバを指します。サーバにはいくつか種類がありますので、ここではいくつかのサーバ種類を説明します。

・共有サーバ(レンタルサーバ)

一つのサーバに対して、複数人でレンタルして利用するサーバのことを言います。メリットは費用が安いということで、月額数百円から利用することができます。しかし、共有サーバですので他の影響を受けやすいデメリットがあります。サーバ回線も共有しているため、他のサイトへアクセスが集中したときには、こちら側もダイレクトに影響を受けてしまう可能性があります。また、レンタルサーバはOSやミドルウエア、アプリケーションのバージョンアップやカスタマイズは基本的にできません。

・VPS(Virtual Private Server)

専用サーバとして利用できるクラウドサーバになります。サーバのOS上に仮想サーバを複数作り、それぞれに割り当てることができるので、共有サーバのような他社の影響を受けることはありません。VPSサーバはroot権限が提供されるので、サーバの初期化などが可能で自由にサーバを使うことが可能です。但し、運用自体を自分たちで行う必要があるので、OSバージョンアップやセキュリティ的に脆弱性が見つかれば、そのパッチを当てたりするのは全て自分たちで行う必要があります。

・クラウドサーバ

VPSサーバに似ていますが、クラウドサーバは更にカスタマイズ、拡張性が高いサーバになります。最近では「クラウドファースト」と言われるくらい、クラウドサーバを導入することが主流になりつつあります。但し、拡張性が高い分、価格も高くなります。月額課金制と従量課金制のサービスがありますが、使用状況に波がある際は従量課金制にした方が安く抑えられる可能性が高いです。

・専用サーバ

これまでのサーバと違い、サーバ1台を占有して使用します。他の利用者がいないので、サーバに何を搭載するのかは自分たちの自由です。もちろん、サーバの領域をどう使うのかも自由です。しかし、1台フルで占有しますので、費用は割高です。また、自由が利く分、サーバの知識と高いスキルが必要になります。

③ サーバ構築方法

サーバ構築は、特定サービスを提供するシステムや環境を作ることを示します。サーバ構築は1種類だけではなく、メール送受信、WEBサービス、データベースなどそれぞれ格納先が必要であれば、その分のサーバ構築が必要です。但しこれは、1種類1台という考え方では決してありません。1台のサーバにこれら種類を全て構築する場合もあります。
サーバ構築を行うと、利用方法に合ったサービスを作ることが可能です。例えば、企業内のみで共有できるファイルの管理、管理者だけがアクセスできるドライブなど、アクセス権限を設定することも可能です。

④ サーバ構築で重要なポイント

サーバ構築は、目的に合ったサーバ選びを行うことが重要です。設置場所やOS種類、性能、セキュリティなどに大きく影響しますので、まずはサーバに搭載するサービスがどういったものなのかというのを明確にした上でサーバ構築計画を立てた方がうまくいきます。例えば、社内の数十名しか利用しないにも関わらず、数百万人が同時接続できるような高スペックのサーバを選定しても、コストが高くなるだけです。その逆も然りです。
アクセス総定数に応じたサーバスペックの計画をすることが大事です。

サーバ構築を行う際、セキュリティ対策を行うことはマスト条件になります。一般的に、サーバの脆弱性を常に探しているロボットがネットワーク上には存在します。脆弱性をつかれた場合、その情報はウィルス発信元へ送られることになり、次は人の手によって機密情報や個人情報を抜かれる可能性が高いのです。まずは、脆弱性が見つかったらすぐにアップデートを行うような対策が必要なのです。

そして、サーバは構築して終わりではなく、安定した運用が求められます。しっかりした設計、構築を行っても、安定した運用がなされないと意味がありません。安定した運用を行うためにも、保守、運用体制をどうするかというのを計画することは大事なことです。

2. サーバ構築の費用の内訳

サーバ構築の費用の内訳としては、大きく3つに分かれます。サーバ構築、サーバ代金、保守運用です。サービス内容と規模感によって費用は変わってきます。

① サーバ構築料金

必要なサービスによってサーバ構成は変わってきます。例えば、WEBサーバ、DBサーバ、メールサーバ、そのほかミドルウエアやネットワーク設定など、安くて10万円程度〜かかってくるでしょう。

② 月額サーバ利用料金

これは規模感によって利用料金が変わってきます。安いものですと月額数百円からレンタルすることができます。

③ 保守、運用料金

月額固定費を支払うケースで契約するのが多いです。基本的にはサーバ運用の人件費に当たりますので、これも規模感によって金額の開きは出ます。最小だと数千円〜、一般的なホームページやWEBサイトが設置されているサーバ管理であれば数万円〜というのが一般的です。

3. サーバ構築の外注先の選び方

サーバ構築を外注する場合、費用面については、構築費用だけを見るのではなく、運用までを考えて見積もり比較を行いましょう。構築費用はさほど高くなくても、運用費でかかってしまっては、年間かかってくるサーバコストはとても高いものになってしまいます。どうしても属人化しがちな業務に関しては、自動化、リモートなどの手段を取って費用を抑えるような検討が必要です。
また、サーバ構築、保守運用の場合、外注先よりサーバ担当の人材を派遣してもらうなども考え方としてはあります。これは、構築の請負見積もりと常住して構築してもらう場合の二つを提案してもらい比較してから決めるのが良いでしょう。

4. まとめ

サーバ構築の外注を失敗しないためのノウハウと、サーバ構築に関する費用の考え方を説明してきました。システムが大きくなるほどに、サーバ担当を内製化する方向になりますが、非常に専門性が高いことから属人化しがちです。そこを外注に依頼することで、管理方針や管理方法を明文化してなるべく属人化せず、自動化およびリモートで対応できるようにすることは、会社を守るためにも必要なことなのです。専門的用語も多いサーバ関連ですが、サーバ構築に関する情報を知った上で外注探しをすると、適正価格で信頼できる外注先を選定できるでしょう。

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この記事の監修
リカイゼン サポートデスク 
吉田・新町
BtoBマッチングサービスであるリカイゼンにおいて、発注企業からのご相談のヒアリング、企業選定のフォローなどを行う部門の担当です。出展企業であるシステム開発やWEB制作、クリエイティブ制作会社ともコミュニケーションを取りながら、年間数百件の受発注のサポートを行っています。

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